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October 25, 2004

「新選組!」トークショー

新潟では地震による大きな被害が出ていて本当に大変そうで、犠牲者と同じ年頃の子供もいる身としてお気の毒で、のんきな日記を書くのが申し訳ないのですが、このあいだの土曜日に京都駅の広場&大階段で行われたNHK大河ドラマ「新選組!」のトークショーがとても充実していたので報告させてください。

makoto.jpg会場はこんな感じ。京都駅ビルのまんなかが吹き抜けになっていて、4階部分が舞台になって10階まで階段が広がっているのですが、みなさん朝から並んでおられたようで開演の2時間前に到着した私と娘はようやく7階のはしっこに居場所をみつけました。

この日のゲストは土方歳三役の山本耕史さんと永倉新八役の山口智充さん。山口さんはさすがお笑いの方、登場するなりよく通る声で笑いをとり、会場をすぐさま舞台に集中させておられました。NHKの女性アナウンサーの司会のもとのトークショーってどんな話が出るのか?スタジオパークみたいなのか?と思っていましたら、山口さんがお得意のものまねをどんどん取り入れ、盛り上げること盛り上げること。みたことのないNHKの演出家の人(タイトルバックで名前だけはおぼえている清水さんだとか)の演出のつけかたの癖まで笑えてしまうその技!やっぱりすごいです!

山本耕史さんがそれに付随して話してくれるエピソードも楽しく、山本さんが「新選組!」の現場を気持ちのよいものにしようと努力して、がんばっていたこと、それぞれがそれぞれの力をだしあってひとつのものをつくる共同作業の喜び、苦しみ、終わった後の充実感と寂しさもすごく肌で感じられ、こういう仕事って大変なときは大変だろうけれどよいものだろうなぁ!と思いました。「新選組!」を今までにない若いメンバーでやってきてバッシングもされたり、しかしながらその中で踏みこたえ、後半ずっとみまもってきた視聴者(自分のことです)がひとりひとりの最期を、今までの大河にない心に沁みる想いでみることができているのはすばらしいことだと思うし、作り出している人たちの屈しない気持ち、毎日の努力がひとつのドラマになっているんだなぁと思いました。

といってもそんな自画自賛的な話は全然出てこず、ひたすら「原田佐之助役の山本太郎君が背中にさしている槍が、やたら顔の前にきて、あぶない感じだった」とか、「山本太郎君自身も槍をうっとうしがったり、よく忘れてスタンバイしていた」、「池田屋事件の時、永倉が親指を斬られることになっていて思いっきり迫力のある画面にしようといろいろ工夫して現場にのぞんだのに、『はい 永倉さん 親指きられた(完了形)、ってことでつづきから芝居してください』とまるっきりその部分は撮影もされなかった」だとか(親指を斬られたことすら私は知りませんでした)、終始笑える話題ばかり。堺雅人さんからのふたりへのお便りをNHKアナウンサーが紹介し、ふたりをしんみりさせる設定になっている時も、山口さんが「ぼくが読みましょう」なんていって、堺さんのものまねで読み(そっくり!)わたしを含め会場は大喜びでした。そうそう歴史的なことは山本耕史さんがよく研究していて、「あ ちょっと本なんかでそのことは勉強したのでしゃべらせてもらっていいですか?」なんていっているところもとっても好感をもちました。

京都の新選組のファンの方々が扮装して、舞台に出てこられた時間もあったのですが、その中にこっそりまざって飛び入り参加されたのが井上源三郎役の小林隆さん!山口さん山本さんも全然そのことを知らされていなかったようで、本当に驚かれていました。(前日に山本さんから小林さんに「今 京都にいるんですけれど なんか寂しくて。。どうしてられますか?」なんて電話があった時、小林さんは「ばれたかな?」と思っていたようなのですが、ばれてなかったそうです。なんかそのエピソードにも現場を愛していたお二人の感じが伝わって「よいなぁ!」と思いました。)
そして会場の黄色い声!誰がでてきたのかと思いました。源さんファン多いのですね~!

小林隆さんも大きな仕事を終えた後の充実感と虚脱感でいっぱいで、毎日「新選組!」をみては泣いてしまうとか。。「いつも大河を撮り終わったとかいうニュースをきくと、自分の中では盛り上がっているのに、役者さんはもう別の生活をしているのだな、とちょっと興ざめな気分になったりしていたのですが、自分は今年いっぱい井上源三郎でありつづけますし、道であったときも『源さん』と声をかけてください!」というコメントに「よいなぁ!こんな仕事!」「最後まで楽しみだなぁ!」と心にあかりがともった気分で帰路についたのでした。

tower.jpgトークショーは当初の予定より少し時間を延長して行われ、終わったときは真っ暗。無料のイベントだったんですが、本当に楽しくて、お金を出しても惜しくない位の充実した時間を過ごせました。京都タワーが最近かわいくみえて仕方ない私。記念に一枚。

トークショーからは、ずれますが、三谷さんがらみで。。もうすぐ三谷さんの脚本の「笑の大学」が公開されるので、最近三谷さんがよくテレビに出てこられたり、ヒット作「古畑任三郎」を再放送したりしていますね。昨日も鹿賀丈史さんが、お医者さん役を演じる回を放映していたのですが、何度みても楽しめてしまいます。自分の好きな、三谷さんのところの劇団出身の梶原善さんが駅員役をしているのも今さらながら気がついて。。ちょっとしたショットとかでもちゃんとカメラにおさまる動きとかに感嘆しました!しばらく古畑再放送続くようですが、みるたびに新しい発見があるので、とてもうれしいです。

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Comments

気になってしょうがないわりにチェックが甘かった~!

というわけでやっと、ぽんさんの日記を拝見しました。
私、ほんとトークショー見れた方羨ましいですよ~!
ぐっさんのモノマネ見たいなぁ・・・。
北海道にこの二人が来てもおかしくないっていうか~
むしろ、土方&永倉は来るべき!ですよね?!(爆)

ぽんさんの書き出しでの地震による被災者の方々に対する
「申し訳ない~」という気持ち、よくわかります。
昼間にみちこさんともメールしてて、こういう他愛ない話で
盛り上がっていられる自分は幸せだよなぁって思いました・・・。

昨日の放送で龍馬が言った「わしは、こんな馬鹿話だけして一生送りたいぜよ」って言葉が印象的でした。

Posted by: さとみん | October 25, 2004 at 11:53 PM

おお さとみんさん
ちょっと前まで「新選組!」2週分ためていると
おっしゃっていたけれど
もうちゃんと追いついているのですね!
どんどんいろんな人たちが去っていくけれど
三谷さんが土曜スタパーで
おっしゃっていたように
それぞれの最期本当に印象的ですね。
たしかにあそこでおっしゃってたみたいに
象山先生もよかったし、清河八郎の描き方も
よかったなぁ。。なんて回想してます。

そして トークショー、
予想以上におもしろかったわ!
たしかにおふたりは北海道でしてもいいはず!
ぐっさんは香取君以外はマネできると
いってました。

小林さんがおふたりに
「出待ちでみなさんがもりあがってらっしゃるとき、僕はひとり真剣にモニターをみていたりして
『こっちにまじればいいのに。。うっとうしいなー』なんて思ってらっしゃらなかったですか?」なんてきいてらっしゃって
地味な演劇人っぽさが光ってましたよ。

今年はほんとに天災が多いですね。
さとみんさんのおっしゃる通りです。
普通に暮らせることのありがたさ
身にしみますね。

Posted by: ぽん*管理人 | October 26, 2004 at 08:49 AM

ぽんさん、こんばんわ!

うはは~!実はビデオ3週分まとめて見たのですよ(爆)
ぽんさんにツッコミ入れられたのを機に。。。うはは!
でも「ほぼ日」の「新選組!TVガイド」もチェックしたいんで
やっぱり、その週で見たい。
それもリアルタイムで見つつビデオも録ってまた確認みたいな
何をそこまで。。。という見方になってるこの頃です。

小林さんのこと、うっとおしいなんて誰も思いませんよね~。
源さんそのままの方なんだろうなぁ、きっと。
思えば「古畑~」でいつも「君、名前は?」って聞かれて
「向嶋です!!」って答えてた方が小林さんなんですよね?
わかっていたのに、最近改めて思い出してしみじみしてる私です。

Posted by: さとみん | October 26, 2004 at 11:58 PM

コメント&リンクありがとうございます!
あら、京都タワーが!!!
昔京都のガッコに通っていたのでホント懐かしい…。
最近そちらの情報にうといので、映画のレビューと共にゼヒゼヒ参考にさせて頂きますね。
こちらもリンクさせて頂きつつ、また遊びにまいります!

Posted by: garam | October 27, 2004 at 12:40 AM

>さとみんさん
ほぼ日 つきっきりで読んだ方がよいよね。。
前に教えてもらったとき楽しく読んだのに
それっきりになっている。。

そうそう古畑の「むかいじま」なんだよね~。>源さん
なんか一度離婚とかなんとかで姓がかわったり
戻ったりしなかったっけ?

「オケピ!」でも影の薄い人の役ではまってた。。
一回目の「オケピ!」の時確かおろおろしている学生役を
山本耕史くんがしていたのになぁ。。あの山本君が!
って感じ。
たしか二回目の「オケピ!」しかwowowでやってなかった
感じで、その山本君のビデオがないのが残念です。
土方ファンの娘がみたがっているのに。。
真田さんもよかったしなぁ。。
DVDは出てるのかなぁ。。

>garamさん
書き込みありがとうございます!
京都の学校に行かれていたのですか!
garamさんのレビュー 「そうそう」と思うものが
いっぱいあって、楽しいです。
ただ トップページから過去ログに行けないのですが
どうすればいいのでしょうか?
また教えて下さい!

Posted by: ぽん | October 27, 2004 at 09:31 AM

はじめまして、R氏と申します。
新選組トークショーの記事を発見して、
トラックバック&コメントさせて頂きました。

実はあの日、
私は偶然、東京から京都に行っていたのですよ!
で、壬生寺でポスターを発見し、
「うわ、これ今日だー」
とびっくりしてしまいました。

そして残念なことに、
夜には別の用事があったので、
トークショー、行けなかったのです。
どんな内容だったのか知りたかったので、
レポート、とても興味深く拝見いたしました。
小林隆さんの飛び入り参加なんか、
いいエピソードですよねぇ。

ちなみにイベント会場は、
夜10時過ぎに行きました。
完全撤収が完了しておりました・・・。
でも京都タワーはきれいだったです。

京都、素敵な街ですよね。

私のブログも、良かったらのぞいてやって下さい。

Posted by: R氏 | October 28, 2004 at 11:32 PM

はじめまして!
トラックバックとコメントありがとうございます!

トークショー、山口、山本両氏がサービス精神旺盛で、
当初、
多分おとなしい感じにまとめようとしていた場所も
どんどんもりあげている感じでよかったですよ。

アナウンサーの女性につっこむことが多くて楽しかったです。
小林さん登場で、「源さ~ん」って感じで会場が
盛り上がった後、アナウンサーの人が
「ところで井上さんは~」とか質問しかけたら
「なんという中途半端な呼びかけ!役名の名字だけとは!
今まで源さん源さん ってみんながいってるのに。。」なんて
つっこんでいて ほんといわれみれば そうだな~なんて
おかしかったです。

あと土方の決めぜりふを披露する時も(池田屋の。。)
アナウンサー側は「せりふだけやってください」って
感じだったのに立ち回り的なこともふたりでされて。。
(刀もなにも持たずに)

わたし 場をよりよいものにしようと努力する人が好きなので
とてもうたれました。

R氏さんが、
トークショーが終わってから現場を確認されたおはなしも
なんかよいなぁ。。と思いました。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

Posted by: ぽん | October 29, 2004 at 10:37 AM

こちらこそありがとうございました!!とても嬉しいです!
こちらはいつも拝見させていただいておりまして(^^)
今後も宜しくお願いいたします!!
いよいよ、源さん殉死まであとわずかですね・・・・。
三谷マニアの私としては、コバさんの存在がドラマの中で
実に大きな役割を果たしておりまして。
源さんいると、画面も締まるし、安心して見ていられました。
ほんと、いなくなるなんて考えられません。
もう、実際のコバさんが消えてしまうかのごとく、寂しい。
山南さんのとき以上に号泣してしまいそうです・・・・・

Posted by: tomo | November 14, 2004 at 12:36 AM

tomoさん 嬉しいコメントありがとうございます!
また三谷さんの話いっぱい交換したいです!

ちょうどトークショーの時も今日の源さんの話が
出ていたんですよ。

「武芸の達人である近藤局長の右腕をうたれた時。。
それは、局長は今後剣でやっていけるのか。。と新選組
一番の危機でもあるんです。その時源三郎は
決意するわけです。。。」と小林さん。

本当にほんものの源三郎さんがのりうつったみたいに
語っておられてすばらしかったです!

tomoさんのおっしゃるように画面をひきしめておられる
小林さん。今日は寂しいけれどしっかりみます!

「新選組!」、はじめは自分、
新選組という集団によい感じをもっていなかったし、
悲劇的だし 
どんな感じになるのだろうと思っていましたが、
かなしみの時もよろこびの時もすばらしく、
自分の人生の中で遭遇するいろいろなことと
照らし合わせるドラマになっています。

三谷さんも書いておられたけれどそれぞれの
最期をすごく工夫しておられるのよいですよね。
佐久間象山の最期もとてもよかったです。
あ 清河のもっていきかたも。。。
そして最近の河合、武田。。

このあいだ局長がおりょうにかけるせりふも
すごく心に沁みました。わたしも友人が亡くなったとき
同じようなことを考えたので。。

日曜8時になにかしゃんとして一週間の区切りと
喜びになっているので
あとちょっとでお話がおわってしまうのが寂しいです。

Posted by: ぽん | November 14, 2004 at 08:06 AM

こんばんわ。ついに、ついに、源さんが・・・・・。
今ちょっと放心状態でして、何も言葉がでてきません。
新選組の皆って、同士であり、家族なんですよね。そして見ている我々にとっても、いつの間にか、家族みたいに大切な存在になっていますよね。今日、それを実感しました。
源さんは、いなくなってはならない人であったのに。
本当に辛いです。大切な、素敵なコメントをいただいたのに、こんなに短いお返事ですみません。気持ちが落ち着いたら、
私も日記を更新したいです。


Posted by: tomo | November 14, 2004 at 10:17 PM

昨日の大河、
源さんが周平にかけてあげる言葉とか本当に
ものすごくよかったですね。
またまた自分のこととも重ね合わせたりして
今思い出しても涙が出ます。

あの源さんの最期、
tomoさんが書いて下さっていたみたいに
画面の中もすごい一体感があったし
テレビでみている自分たちも
同じ瞬間に同じ気分でいた人がたくさん
いただろうな、と思います。

昨日の回、沖田や土方の気持ちもすごくわかるし
つらいけれど、ほんと人生つらいことが多いけれど
その中でどう自分らしく生きていくかだよな!と
強く思いました。
tomoさんとこうしてお話しできることがすごく
うれしいです。

Posted by: ぽん | November 15, 2004 at 09:00 AM

こんばんわ。
やっと、源さんの死から立ち直ることができました。
我がブログでも、源さんの死について日記更新致しました。
お時間のあるときにでも、読んであげてください(;^^)
今回の源さんの死で、私は生死についてあらためて
考えさせられました。もう本当にいろんなことを。
(私は独身者で勿論子供もいないのですが、山南さんのときもそうでしたが度重なる隊士たちの死について、子供たちはどう考えながら、見ているのかなあと、ふと考えさせられたり。)
私事ですが、数年目に母親を亡くしました。父は蒸発したりと、かなり辛い環境にいます。
ですが、こうして、三谷幸喜や大河ドラマや、ブログなど
さまざまなものに心を救われています。
今回の大河ドラマが教えてくれたことは、私にとって、
一生の宝物になると思っています。
こうして、ぽんさんとつながれたことも、私にとっては
同じくらい財産です。本当にありがとうございます。
またお邪魔しますね(^^)

Posted by: tomo | November 16, 2004 at 12:27 AM

tomoさん 
tomoさんご自身のおはなしをきかせてくださって
本当にありがとうございます。
もうひとかたブロッグじゃない方のページからリンクを
はっているおともだちで、三谷ファンの方が
いらっしゃるのですが、やっぱり深い話のできる
大切な人です。
三谷さんの脚本やせりふ、
みている人を 人生に立ち向かわせてくれる力を
もっていますよね。
三谷さんが出会わせてくれた出会いに感謝しています。
tomoさんともこうしてお話しできることが
とてもうれしい。。
本当にこれからもどうぞよろしくお願いします!

わたしは中学生の娘とみています。
正しいと思ってやっていることでも
まわりからみとめられないこともあるし
思い通りいかないことも多い。。
でも美しい生き方とはどういうことか、っていうのを
あのドラマは教えてくれるような気がします。

Posted by: ぽん | November 16, 2004 at 11:04 AM

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