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November 27, 2004

【映画】「キッチン・ストーリー」@新開地

キッチン・ストーリーという北欧の映画がありまして、「この人の感覚信用できる!」と思う周りの方がすすめてくださるので大変気になっていました。大阪や京都の公開は夏休み中で、こどもとのかねあいででかけられなかったのですが、ぜひ行きたいと思っていたら神戸の新開地で11月にすることがわかりまして、その日を目指して周到に準備しました。

せっかく神戸まで行くのだから新開地に詳しい方におすすめの場所をききまして、たくさん教えて頂き、回りきれないほどだったのですが、自分の体験した場所をご報告しておきますね。

自分の家から新開地までだいたい2時間弱。もたもたしていたもので着くなり昼食となりました。

お昼をしたのはグリル一平というところ。参照ホームページをみていただいたらわかりますが、すごく歴史を感じさせるお店の名前で、実際にも歴史があるようで、あたらしめのビルの二階で営業されているのが不思議な感じだったのですが、震災の影響で今のかたちになったのですね。

ippei.jpgわたしはオムライスを頼んで、ドミグラスソースが新鮮でおいしく、お値段もリーゾナブルでとても堪能したのですが、今度はホームページに載っていたエビフライを注文しないとダメですね。

教えて頂いたままにぶらぶらと一平のある商店街を歩いていたら、べらぼうな安さでビデオを売っている古本屋さんがありました。「昔は、怪奇漫画などが安くで売っていてよく買い物したけれど、今はアダルトの占める割合がふえてしまって。。」ときいていたのですが、おばあさんが店番をされていて、へんなてらいのない空気の中、ヨーロッパ版ピングーやNHKがつくっている珍しい人形劇ビデオなどが「子供さんに 2本500円」なんて書かれて売っていて、結構要チェックのお店なんじゃないか?と思われました。

shunyouken.jpg次に行きましたのが豚饅頭の春陽軒。この看板もよいですねー。あとで寄った喫茶店で新開地に関する本をたくさんみせてもらったのですが、その中でも紹介されていました。(多分この本の中。)豚饅頭はすごい人気で午前中で売り切れることが多いようなのですが運良く残っていたので買って帰りました。肉がたくさんつまっていて、大きさもちょうどいい!辛みそとしょうゆをつけていただくのですが、とってもよい味!

この辺りで時間が迫ってきましたので、映画を上映している神戸アートビレッジセンターに。

「キッチン・ストーリー」は、スウェーデンの調査員が、家政学の研究のため被験者の台所にびっちりはりついて、会話厳禁モードで男性の様子を逐一観察し報告するという任務でノルウェイの独身男性のうちにやってくる。。調査される側も自分で申し込んだものの謝礼が馬というので期待していたら、スウェーデンのおきものの馬で、もう調査に応じたくなくなって拒否的な態度に出る。。という息がつまりそうすぎて笑い出してしまうような設定からはじまりますが、ラース・フォン・トリアーの「キングダム」なんかにも出て来る、北欧三国間のもつ差異、他国への微妙な感情というのが色濃く出ていておもしろい映画でした。

被験者の男性はお年寄りだし、調査員も中年すぎ。出て来る町並みも全然派手さがないのですが、笑いの部分や、クローズアップする箇所、音楽の使い方などに、比較的若い感覚で撮られた映画だな、というのをすごく感じました。老練という感じでなく同世代的な楽しさがあるという感じ。監督は、56年生まれ。40代というのは世間的には押しも押されもせぬ中年かもしれませんが、映画の世界では大家って段階でなく、自分でやりたいことを実現していけるようになるおもしろい時期なのではないでしょうか。。。などと思いました。「卵の番人」もつくっている人で、こちらもよい評判をきいているので、いつかみてみたいです。

映画の後は前から行きたかった喫茶エデンへ。
いい評判をきいていまして、すごく期待して行ったのですが、本当に期待を裏切らないすてきなお店でした。

一番わたしの心にふれたのは、このお店に流れる神戸っ子のおしゃれ気質と、あったかさ。戦争や震災の後を生きぬいてきたたくましさ。映画の町新開地、それを守る人々をささえてきた喫茶店は妹尾河童さんの「少年H」の世界(ドラマでみただけですが。。)とも重なるような雰囲気でした。お客さん達も気骨のすわったいい顔の方ばかり。なにかすごく落ち着いて元気づけられる気分になりました。

eden2.jpg    edenisu.jpg  eden3.jpg ボックス型のシートや椅子、ひさしなどの細部に至るまでのしゃれた意匠。モボだった先代が、船舶の内装をされているところに依頼され相当ぜいたくなつくりでつくられたもののようです。震災のあとも生き残ったこの空間。とても貴重です。

match.jpg edenap.jpg何種類もあるお店のマッチの図柄の変遷もすごくたのしいし、先代(現マスターのお父様)がデザインされたというナプキンの図案もかっこいい!いろいろ関心をしめしていたら、お父様のおかきになった戦時中の絵入りのおたよりなどもみせてくださったり、映画のはなしをしてくださったり。。本当に本当に心に残る喫茶店。「キッチン・ストーリー」は、DVDになっているみたいだけど、新開地に出向いてよかった!「パルシネマ」に行ったときも、感動したけれど、あの場所がまたさらに好きになった一日でした。絶対また行きます!エデンの常連さん(ちょうどいらしてましたが、すごくかっこいい方でした。。)が経営されているCINEMAしんげきにも行ってみたい!毎日がレディースディって書かれているけれどすばらしすぎる!

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Comments

新開地の1日、とてもいい感じですね。

グリル一平、定番洋食が大好きな私は
ほんとに、ゴクリでした。
ハンバーグも捨てがたいしなあ。。。

そして、「喫茶エデン」。。そうでしたか。
>お客さん達も気骨のすわったいい顔の方ばかり。
いいですねえ。
この店にして、この客ありですか。
じゃあ、どこへも行けないじゃないかと
我が身を振り返るのはやめにして(^_^)
意匠の素晴らしさにも、目をこらしてしまいました。

新開地に行くことができたら
このコースに沿ってみます!
もちろん、豚饅頭付きで!

Posted by: wind | November 27, 2004 at 05:44 PM

はいとてもよい感じですよ。新開地。
このたびはJRの神戸で降りて歩いてみました。
でもはじめての時は新開地駅で降りた方が
わかりやすいかな~。。
競艇の日だったみたいで、
「ポートピア」って建物がそれに関係しているらしいのだけど
すごいたくさんの警備の人がたってらっしゃって
交通整理してくれるので歩きやすかったですし
(人混みにもまれる。。ってこともなくて)
道も教えてもらったりしました。

行きたかったのに行きそびれたのが「人工衛星饅頭」
http://www.mediagiga.com/daikichi/

あと「金プラ」って洋食屋さんもすすめてもらっていたし
エデンでもすすめてもらったわ。。
ここも良さそうだよ~。
http://gourmet.yahoo.co.jp/gourmet/restaurant/Kinki/Hyogo/guide/0205/M0028000761.html

エデンは絶対windさん 楽しみ味わえるお店ですよ!

Posted by: ぽん | November 28, 2004 at 09:29 AM

いや~ぽんさん 冒険しましたね~
新開地 どうもイメージ悪くって未踏の地ですハイ

で洋食つながりですが、新京極の「レストラン スター」
けっこう老舗の洋食屋さんだし、そういえば行ったことないよね。。。
ということで一度行って見たのですが。。。

なんか思ってたようなお店とちがった
メニューはファミレスみたいだし、お客も若い子ばかり
ちょっとガックリだな~(x。x)゜゜
なんか手広くやっておられるみたいですが。。。

Posted by: ふぃりっぽ | November 28, 2004 at 11:54 PM

新開地 たしかに立ち呑み屋さんとか多くて
浅草っぽい、大人の雰囲気ですね。
でも映画館を中心にみんなで盛り上げていこう。。って
雰囲気もあって楽しいですよ。

「レストラン スター」そうそうファミレスみたいな
感じですね~。
うちはなんだか息子があそこの気楽な雰囲気が好きみたいで
よく行くんですよ。映画のあととかに。。

昔 寺町だったかに、「ムラセ」ってビフカツの店が
あったのは行かれたことありますか?
すごいあの雰囲気好きだったんだけどな~。。

Posted by: ぽん | November 29, 2004 at 09:29 PM

はじめまして。
神戸は、叔父一家が住んでいるのに、一度も言った事がありません。ワクワクしながら、読ませていただきました。そして、絶対に行ってヤルゾ!と、思いました♪
楽しいので、リンクさせていただきました。

Posted by: mari | November 30, 2004 at 01:39 AM

mariさん 嬉しいコメントありがとうございます!
今日もまた神戸方面探検してしまいました。。
またまとめられそうだったらまとめます。。
神戸もほんと広いですねー。
いろいろな顔があるなぁ。。
mariさんのblogもまた遊びに行きますね!
よろしくお願い致します!

Posted by: ぽん | November 30, 2004 at 05:24 PM

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