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February 22, 2005

【映画】トニー滝谷@cocon烏丸

映画館でみたCMの坂本龍一氏の音楽や、イッセー尾形さん、宮沢りえさんのたたずまいにとても惹かれるものを感じて、昨日「トニー滝谷」を観に行きました。

普段私の好きなタイプの、くすくす笑ってどかんと泣くカタルシスがある映画ではないのですが、上質の物語を読んだ後のようなじんわりとした余韻が残る映画でした。映画の構成自体が大人のための美しい絵本のページをめくりながら話をきかせてもらっているような形になっていてゆっくり味わえました。

宮沢りえさんもイッセー尾形さんも複数の役を演じられるのですが、宮沢さんの演じられたひとつの役である「洋服を着るために生まれてきたようなひと」がとっても美しいのです。いろいろな服をきれいに着こなされて洋服の良さを引き出しておられるし、うっとりします。

村上春樹氏の小説を読むとよく、「おしゃれな生活をしている人にも哀しみがある」、あるいは、「こんなかなしみをたたえた話でも美しく描くことができる」というような気分になるのですが、この映画にもそういう要素がありました。美しい情景の多い市川準監督作品であることもさらにそのことを強調しているように思います。坂本さんの音楽もずっと部屋できいていたいような素晴らしいものでした。

ちょうど京都シネマでは、チェコアニメ クルテクの未公開作なども上映しており、どちらに行くかとても迷ったのですが、クルテクは短編で、「トニー滝谷」の方がよりスクリーンで観たい映画だったので「トニー~」を優先しました。観終わった後ホールに飾ってあったクルテクのかわいいぬいぐるみをみて、「わぁこっちも観たいなぁ。。」ととても思ったのですが。。

「チェコアニメのひみつ展」というのが京都シネマと同じ階にある精華大学のアートスペースshiin-biで開催されていてそちらものぞきに行きました。卒業生によるアーティスティックな作品や、アート系のDVD、本などの販売がされているのですが、普段から気になっていたデザインの方が精華の方だとわかったり、はじめて出会うすてきな作品もあったりなかなか楽しくて、京都シネマの帰りにはいつも寄りたいな~という気になりました。

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Comments

ターンオーバーを見たときの予告編が、どれもこれも魅力的な作品ばかりで
もちろん、ご覧になった「トニー滝谷」もその一つでした。
村上春樹、夢中で読んでいた時期があったのですが
読まなくなって久しすぎるのですが
この頃、なぜか、また読んでみたいなと思うことがあります。
チェコアニメも、ぽんさんに手ほどきを受けながら
ボチボチ見ていきたいなとも思っています。
やらなきゃいけないことをあまりにダラダラやるもので
やりたいことが後回しになるこの頃です。。。

Posted by: wind | February 22, 2005 at 06:10 PM

そうそう 「Turn Over」で流れたCM
気になるものが多かったな~。

最近ちょこちょこ映画いってるので
これはどこでみたのか忘れたけど
「山の郵便配達」(未見だけどみたい。。)
の監督が撮られた香川照之の出ている映画も
気になってます。

そして村上春樹もwindさんと同じく
昔はよんでいたけれど いったん遠ざかって
今また読んだらおもしろいかも。。
て感じです。 

「トニー滝谷」は、朗読みたいな感じで
多分村上春樹の文章そのままなのかな、という
のが出て来るのですが
すごく心に残る言葉とかがありました。
それでまた読みたくなっています。
あ 大橋歩さんの「Arne」って雑誌でも
村上さんの仕事場拝見とかあって
それもよかったー。

Posted by: ぽん | February 22, 2005 at 08:42 PM

ぽんさん、こんばんわ~。
>「山の郵便配達」(未見だけどみたい。。)
>の監督が撮られた香川照之の出ている映画も
>気になってます。
ワタシもかなり気になってます。
本もですが、観たい映画が多いのは、嬉しい悲鳴
ですね。

Posted by: mari | February 22, 2005 at 11:11 PM

おお やっぱり気になっておられますか!
予告編でみた感じでは
香川照之さんは寡黙な役のようですね。
香川さん 好きな俳優さんなんです。
また情報交換しましょう!

Posted by: ぽん | February 23, 2005 at 03:18 PM

映画のストーリーは、実は悲劇とも言える内容です。次々と服を買わないと満たされない彼女。その彼女を、突然失うトニー滝谷。そんな悲劇を、おっしゃるとおり、こんなかなしみをたたえた話が美しく描くかれていますね。
でも、ものすごく悲しい話なんですね。あとから、じわじわとくる映画でした。

Posted by: 自由なランナー | March 03, 2005 at 10:36 PM

トニー滝谷という名前の
なんかちょっときいただけだと軽妙な感じ
そしてその名前が形作る
トニーの性格、っていう部分も
うまいなぁと思いました。

村上春樹の本 
大学の頃はよく読んでいましたが
ずっと遠ざかっていました。
言葉とかはっとするものが何カ所か使われていて 
また村上春樹の本 ちょっと読んでみたくなりました。

Posted by: ぽん | March 04, 2005 at 09:35 PM

こんにちは、ぽんさん。ご無沙汰しています。
「トニー滝谷」ほんとに淡々と切なくて美しく。

私もずいぶん前ですが、村上春樹氏にはまっていました!
この映画の原作、読んでみようかと思っています。

ぽんさんの紹介されているお店や本、映画。
ぽつぽつ行ってみたり、読んでみたり。
でも、決して怪しい者ではありません(笑)
また、テーマごとにコメント出来たらと思っています。(yagi)

Posted by: hachiki | March 07, 2005 at 11:26 AM

怪しいなんて思っていませんよ~(笑)
hachikiさん
(っておよびしたほうがいいかな?)の書き込み
すごくうれしく思ってます。

「トニー滝谷」
心に響くいい言葉とかがありましたね。

いいな、と思ったいいまわしが
原作のままかどうかはわからないけれど
わたしも原作読みたくなりました。

主人が春樹氏好きで「キャッチャー・イン・ザ・ライ」とか
「辺境・近境」とかうちにあるので
読んでみようかな~って思ってます。

あと京都シネマは 見逃した映画やってくれるのも
ありがたいですね。
アルトマンのバレエカンパニーちょっといきたいなー。
キッチンストーリーもやるんですよね。
こちらは神戸までみにいったのですが。。

Posted by: ぽん | March 08, 2005 at 07:26 AM

「トニー滝谷」は、映画館でしか味わえない
映画だと思いました。(多くの映画がそうなのですが)
自分の中の「トニー滝谷」的感覚について、
見終わった後、友人とずっと話しながら帰りました。
それにしても、宮沢りえさんの美しいこと!!
昨年からずっと、映画、テレビドラマ、CMなど
見逃さないようにしています。
(今のシャンプーのCMもいいですね)
昨年5月に、同志社大学まで「父と暮せば」の試写を見に行き、
黒木監督の講演を聞きました。
原爆がテーマの映画なのですが、
私が広島出身で、出てくる地名全てに思い出があり、
現在職場が同じ、使っていた言葉が同じなどなどを置いておいても
あの映画の宮沢りえさんは素晴らしかったですよ!
登場人物に何度も会いたくなり、2回見ました。
神戸でまた5月に行く予定です。

Posted by: セロ | March 11, 2005 at 10:23 PM

ああ たしかに「トニー滝谷」、ビデオじゃないほうがいいですね。
なんか 簡単なものになっちゃいそう。。

わたしも宮沢りえちゃんのシャンプーのCM
大好きです。
「父と暮らせば」、いい評判をきいて
気になっていました。そうでしたか~。。
まだみてないのに なんだか 
CMとか思い出しただけで
目頭が熱くなりそうになるんです。。

京都近県で再上映あったらぜひ行きたいです。
神戸の映画館も好きなんですが
生活がかわってちょっといきにくくなっちゃったかな。。

Posted by: ぽん | March 11, 2005 at 11:05 PM

「父と暮せば」京都、滋賀では終わったところだったのですね。
神戸のも、2日間だけの自主上映ですが、
各地でそのような上映会があるみたいなので
また機会があることだと思います。
私もCMだけで涙が出てしまいましたが
やさしさと希望にあふれた、本当によい映画でした。
「おとったん」の応援は、私の背中も押してくれました。(^ ^)

Posted by: セロ | March 12, 2005 at 06:31 PM

確か宮沢さん 何かの賞 
「父と暮らせば」のお仕事でも
もらってられましたね!

ああほんとにぜひ行きたい!
情報を集めれば集めるほど
行きたくなる映画です。

岩波ホールでもアンコール上映するみたいだし
また京都でもやってほしいな。。

神戸は行きづらいかもしれないですが
自主上映の日時と場所
教えていただいていいですか?
(うまく調べられなくて。。)

Posted by: ぽん | March 13, 2005 at 07:31 AM

そうですね、ネットで探してもまだ出てこないですね。
近いところでは芦屋のルナホール(芦屋駅徒歩5分)で
ルナ名画劇場 「父と暮せば」
3月19日①10時30分②13時③15時30分④18時
前売一般900円(当日400円増)、60歳以上・身障者1000円、高中小生700円(当日のみ)
(財)芦屋市文化振興財団0797・31・4962

神戸での上映会は、
5月6日(金)7日(土)
神戸駅近く 産業振興センターホール
時間は分かりませんが、1日4回ぐらい
+どちらかの日に黒木監督の講演があると思います。
こちらの主催は神戸映画サークル協議会です。
http://www.kobe-eisa.com/
(私も会員です)

Posted by: セロ | March 14, 2005 at 07:00 PM

セロさん 情報ありがとうございました!
わたしも昔京都の映画サークル協議会に
はいっていたんですよ!
システムも同じです。
でもいまの神戸のほうがずっと活動が
いろいろあって楽しそうだなぁ。。

3月のはぜったいいけないのですが
5月の興味あります。
でも神戸の協議会にとりあえず入る形に
なるのかな。。それだったらやっぱり
京都や滋賀でやるのをまったほうがいいのかな。。

Posted by: ぽん | March 15, 2005 at 11:23 PM

神戸である「父と暮せば」上映会の詳細をお知らせします。
http://www.kobe-eisa.com/reikai/toku.html
もしもし確実にお越しいただけるのでしたら、
前売券を手配できます。

Posted by: セロ | April 20, 2005 at 10:31 PM

あ、もちろん、協議会には入らなくていいのですよ。

Posted by: セロ | April 20, 2005 at 10:33 PM

セロさん 詳細のお知らせ本当にありがとうございます!
やさしいお言葉 本当にうれしいです。
新しくはじまった仕事のせいで
7日は絶対ダメで、6日もどうかな~という感じです。
せっかくなのになぁ。。

ちょうどこのあいだも京都で6月4日に
「父と暮らせば」の監督もいらっしゃる上映会がある、という
ポスターをみつけて
「これだ~!」とばかりにメモをとったのですが
家で予定をみたら子供の運動会で。。

いきたいのだけどタイミングがあわなくて残念です。。

Posted by: ぽん | April 21, 2005 at 08:28 AM

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