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April 04, 2015

岐阜 関・美濃へ

家の者が円空の里 岐阜県関市に行きたいというもので同行しました。
関市には円空館、洞戸円空記念館の二つの施設があるのですが、両方とも、とてもモダンな建物。そして、つつましやかだけど丁寧に説明してくださいました。特に山間部の洞戸円空記念館で説明してくださった女性の方は、円空への愛情がにじみ出る感じで、とてもあたたかく自分の言葉で解説してくださり、じんわりと感動しました。こちらの記念館には赤瀬川原平さんと山下裕一さんの「日本美術応援団」という本にもとりあげられている一本の丸太を三つにわけて作った三体の像があるのですが、これがとてもよかったです。大胆なようでいて繊細で。。そして、ずいぶん前に読んだ時はさらっと流していたひとつひとつの言葉が実物を見た後はしっかりと入ってきました。

Enkuu円空館の案内も彫刻。かわいい雰囲気。洞戸の円空記念館の方も小学生たちの彫った像が飾られ、中には未来の円空さんの可能性を秘めたような作品もあり自然と顔がほころびます。

お昼は関市の案内にうなぎが有名という事が載っていたので、観光協会のサイトにも紹介してある
Tujiya辻屋というお店に行きました。

Unagiうな丼がおいしいのはもちろんですが、
楽しかったのは、お店の雰囲気。

Tujiyuatennaiとても広くて磨きこまれたような店内できびきびとお店の方が働いておられる様子は、なぜか伊勢の赤福本店をふっと思い出すような空気が流れていました。お昼前にこの写真を撮ったので静かな感じですが、お昼過ぎると本当にお客さんが引きも切らさぬ様子でした。

そのあといったのは、

ユーカリという雑貨店。

Yukarirenketu毎日の暮らしにアクセントをつけてくれるような品が置いてあります。とても地に足ついている感じ。

こちらでは、
Morinoki

関の刃物の会社が作っているmorinokiというブランドのパン切りナイフを買いました。最近、放置していたホームベーカリーを活用し始めているのですが、切る段階でぴしっといかなくて悩んでいまして・・こちらのを使い始めてから切るのが楽しくて仕方ありません。

その後向かったのは和紙の里美濃市。関市でみた「うだつのあがる町並み 美濃市」という紹介が美しく足を伸ばしました。

Minoshi古い町並みがちゃんと生活に根差した感じで保全されており、また若くかわいらしいお店も古くからの住民もそれぞれが自分の生活を大事にしながら丁寧に暮らしておられる感じが伝わってきてとても気持ちのよい町でした。

和紙のお店もたくさんありましたが、わたしが行ったのは

Kaminoshigotoカミノシゴトというお店と

Seeyou_2紙友というお店。

Kaminoshigototennaiカミノシゴトは美術館のよう。

Kaminoshigotoshinaモダンでスタイリッシュな雰囲気です。

Seeyoutennai紙友の方は、かわいらしい店内。そえぶみ箋などいろいろなところで目にして素敵だなと思っていた製品を作っておられる美濃の古川紙工という会社がされているお店でして、それもうれしい発見でした。

Kounyu美濃で買ったおみやげの一例。のし袋は、美濃和紙の里会館というところにあったのですが、家田美奈子さんという方が作られたもの。はがきと便箋は紙友で。

Genkan入口にお花を飾っているところも多く、この町を愛してきちんと住んでおられる方が多いのだなという印象を受けました。

4月の第二土・日は美濃まつりというものが催され、土曜は花みこしというものが行われるそうです。花みこしは屋根に美濃和紙で作った濃いピンクの桜花が飾られる神輿で、この桜の花びらはたくさんの和紙をいっせいに染め、一ヶ月間干して乾かしてから各家庭で花に仕上げると、東海道・山陽新幹線車内誌「ひととき」4月号に紹介されていました。

Sakayasan酒屋さんの店内にも活躍の時を待つ桜花が置かれていて、うつくしい暮らしを肌で感じる一日でした。

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Comments

とても細やかなご案内うれしいです。
円空仏、高山で見たりしてなんとなく知っているような気がして、それだけで好きだわと思っていたのですが、知っていたことがほんの一部で、更に知れると、もっと好きになっていました。
例によって、円空の里・関市を訪ねたくなっています^^;

出羽三山に興味を持ったことから、修験にも及んで(ちょっと、書物を読んだだけですが><)、それが円空さんにも重なりとてもワクワクしています。
ご案内の方の円空さんへの愛情を感じられたと書いておられますが
私は、ぽんさんの文章から、ご自身の、円空さんや円空さんを取り巻く方々への愛情を感じました。

そして、鰻!とってつけていうわけでは、決してないのです。
最近、銀座の老舗鰻店「竹葉亭」の存在を知り鰻食べたい~~と思っていたところへのご紹介でした。美味しそうですね!磨きこまれた様子もまた、写真から伝わります。

街並みに点在する、雑貨店や、刃物屋さん、和紙のお店。。。どれも、一つ一つが素晴らしいですね。
書いていながら、またか、と自分に愛想を尽かす思いもありますが
丁寧な暮らしの素敵さ美しさにまた憧れてしまいます。

Posted by: wind | April 07, 2015 at 09:27 AM

windさん!すてきなコメントありがとうございます。そうなのです。円空を取り巻く人への愛情!丹波哲郎さんが円空を演じたNHKのドラマ撮影があったそうで、ほんと丹波さんは冗談ばかりで楽しい人でした・・と上品な係員の方がおっしゃってました。帰りも昔丹波さんが持っていた瞑想の館がここで、とかここの景色がいいですよ、とか地図で教えてくださいました。
出羽三山から円空へのライン・・なるほど・・またどこかに読まれた書物のこと書いてくださいね。メモでもいいので。

そして銀座の老舗!いいよねー。windさん経由でいろいろ味わわせてもらって楽しんでます。先日持って帰ってくださった銀座百点も、昔よくうちにあったなあと懐かしかったです。これからもどんどん教えてくださいね。

Posted by: ぽん | April 09, 2015 at 02:52 PM

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