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June 13, 2015

本八戸~青森県立美術館

連休の青森旅行の続き。
十和田市現代美術館を訪れた後は、宿をとっていた本八戸に。
八戸は泊まって居酒屋で夕食をとっただけなのですが、どこのお店にしようと町を歩いているときも

Hachiue
遠いところまで来たという感慨とともに

Hachishita3

おもしろい大人がいそうな北の盛り場のイメージももあり、にぎわっていることもあって初夏の夕方が楽しいものに感じられました。

八戸の飲み屋さん街の八戸横丁連絡協議会のページをみると、屋敷町が戦後生まれ変わったのだとか・・確かに飲み屋さん街まで歩く途中、割合近くに落ち着いた感じの古い建物なども見受けられました。

八戸は種差海岸の方もきれいなようだし、

Hachinohemap映画監督川島雄三ゆかりの場所をはじめよいにおいがするところもありそうでしたが、タイトな旅程だったので一泊だけとなりました。

翌日目指したのは
Kenbi青森県立美術館

前述の川島監督はじめ寺山修司やナンシー関、奈良美智、太宰治、棟方志功など青森出身者に気になる方が多いのですがそれらの方々のことを調べていて、こちらのコンセプトブックに出会い、その切り口、見せ方のおもしろさにぜひ行ってみたいと思うようになったのでした。(狭義の美術の枠を超え、青森を美しくとらえ、楽しめる本で、たとえば「青森の顔」といったページにはごく一般の青森の方と思われる顔が並んでいたりしますし、キッチュなものも紹介してあります。)

Aomorikenこちらの美術館は奈良美智さんのあおもり犬が有名ですが、館内にも奈良さんとgrafの家の形をしたNew Soul Houseというインスタレーションなども展示されています。(こちらに紹介)

白くて広い館内は、大型展示も映え、シャガールがニューヨークのバレエ・シアターの舞台のために描いた巨大な背景画なども飾ってありました。

Kenbi2また美術館自身の姿が美しく、青森フォントという独特のおしゃれなフォントを使っておられます。

この日の特別展は以前東京現代美術館の特撮展でその哲学が心に残った成田亨展。

常設展の関連展示には寺山修司、馬場のぼる、棟方志功、今和次郎などがとりあげられていました。考現学の今和次郎のことは以前から気になってはいたものの、まとまった展示をみたことがなかったので特に楽しめました。確か大田垣晴子さんの本で今さんのことを知ったと思うのですが、大田垣さんがお好きなのがよくわかる、町の観察ノートが絵になっているような仕事ぶりで、モダンで楽しめました。

(参考までに。。松岡正剛さんが今和次郎さんを取り上げておられるところはこちら
大田垣晴子さんがご出身の武蔵野美術大学のページで紹介されておられるところはこちら。)

コンセプトブックによると、ブナコの照明を使ったり、縄文の森や遺跡を意識した作りになっていたり、私もテレビで観て感銘を受けた演劇「津軽」にもかかわっていたり、ユニークで意欲的な美術館。今年の秋から半年ほど改装工事がはいるみたいですが、工事を経ておもしろい展示をどんどん開催し、刺激を与え続けてほしいなと思います。

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Comments

この前UPされていた十和田市現代美術館そして今回の青森県立美術館、夏休みに行きたいところなのですが、時間的にキビシイ模様。十和田は完全に無理なのですが県立の方は「もしかして行ける?」って感じ。今回はいつもと趣向を変えて、食と土産にも力を入れ弘前を中心にブラブラするつもりです。ぽんさんの以前の日記も参考にさせていただきますね!

Posted by: かな | June 13, 2015 at 11:29 PM

おお弘前中心で!そして今回は食やお土産も!
わたし、弘前のこぎん研究所
http://www.kaneiri.co.jp/shop/people/kogin-miura.html
に興味があるのですが、土日祝がお休みで
結局いけずじまいです。
建物もコルビュジェの弟子の前川圀男さんのものということで(弘前には多いですが)。
かなさんの旅のこときかせてもらうの本当に楽しみにしています。

Posted by: ぽん | June 14, 2015 at 07:55 PM

ぽんさん、かなさんこんにちは。

教えてくださった、弘前のこぎん研究所のホームページ見ごたえたっぷりですね!
こぎん刺しの説明のところで、江戸時代は、麻より綿の方が貴重だったとあり、びっくりでした!
「トウホクはおもしろくてかっこいい」のコピーにも、共感いっぱいです。

青森はほんとうに奥が深くてイキイキと面白いことがわかり、圧倒されています。
青い森の県の魅力をいろんな角度から再認識できるこの頃です。

かなさんの、夏の弘前ー食とお土産の旅(て、勝手に><)
私も楽しみにさせていただきます♪

Posted by: wind | June 15, 2015 at 09:22 PM

windさん コメントに気づくのがまた遅くなってしまいました・・
うん青森、今ひとつづついろんなことを知っていってる状態ですが、知れば知るほどおもしろいですねー。
こぎん、美の壺で特集をしていたときに
東京のアミューズミュージアムというところが紹介されていまして、ここにも興味を持っています。
http://www.amusemuseum.com/boro/

Posted by: ぽん | June 19, 2015 at 12:19 AM

いえいえ、こちらこそ、気まぐれな書き込みで。。。^^;

リンクを辿れば、田中忠三郎さんという方が名誉館長で、とあるのですが、この方がまた民俗学者さんですと。
この頃の興味の先というか、根っこには民俗学というものにぶつかっています。

先に書かれていたコルビジェと前川さんの紹介も興味深く、前川さんが丹下健三の親方?とか、初めて知りました。
知らないことを知るのってほんと楽しいです。
しるだけで、すぐ忘れるけど。。。><
それでもです♪

Posted by: wind | June 19, 2015 at 06:26 PM

わたしもwindさんに導かれるようにそちら系への関心を持つようになり・・
このあいだNHKのあさイチで岩手のわら人形が紹介されていたのですが、
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2015/06/18/01.html

木にくくりつけられているところをみて、
こういうの「岡本太郎の東北」にも載っていなかったっけ?と思っていたところです。

それでちょっと東北のわら人形のことを調べていておもしろい文章に出会ったのですが
http://www1.odn.ne.jp/aono-fumiaki/hg22.html

書いていらっしゃる方は青野文昭さんという方で
http://art-v.jp/tenpyo/sakka/agyou/aono.html

盛岡の菜園子ギャラリーでの展覧会のことなども書かれ、これは!と思っているところです。

Posted by: ぽん | June 20, 2015 at 11:30 AM

へ~~ ギャラリー彩園子は、未見なのです。ロシアンビスケットはせっせと求めに行くの^^;
これは、次回は行かねば♪気分です。

先日のアサイチ、ちょうど藁人形の最後の方だったみたいで、残念。
おしらさまもですし、〇〇さま。。。という文化があるのでしょうか。
さしずめ、京都なら〇〇さん。。となるような。。。
書いてもおられますが、ねぶたといい、壮大なスケールですね。面白い!

観光のものになっていない、今に続く習慣や風習などがまだまだありそうで、継承されているのがほんとうにすごいと思います。

Posted by: wind | June 20, 2015 at 04:01 PM

はい ほんとに。
さきほどのページにはちょうどこのあいだ行った温湯温泉の客舎(泊まったところは違ったのですがシステムはおんなじ)のこととか載っていてほんとに食い入るように読んでしまいました。そこに出てきた盛さんのこけしもちょうどみてきてとてもよかったもので・・
秋田の小京都っぽいところでなく、もっと原初の、っていう希望もわかるような気がします。ちょっとずつ興味が広がっていくの本当に楽しいですねー。

Posted by: ぽん | June 20, 2015 at 09:23 PM

地元の図書館に「成田亨作品集」という本がありました。どうやら特別展「成田亨 美術/特撮/怪獣」に関連して出版されたもののようです。丁度ぽんさんのブログ話の後だったので借りてみました。
正直、ウルトラシリーズでの活躍しか知らなかったので映画や舞台の美術監督もされていたことに驚きました。「喜びも悲しみも幾年月」とか「楢山節考」とか。興味深かったのは「モンスター大図鑑」。今のアニメとか漫画とかで見かけるモンスターたちの名前がズラズラと。成田作品が参考にされている気がします。あと「この子を残して」の絵や映像プランは強烈な印象を受けました。

Posted by: かな | June 21, 2015 at 10:38 PM

そうそう成田さん怪獣だけでなくいろんな仕事に携わっておられるんですよね。「この子を残して」の資料も展示されていました。
わたしが「おお」と思ったのは、「泣いてたまるか」という、「男はつらいよ」の前身みたいなテレビドラマのシリーズで広告代理店勤め設定の青島幸男が怪獣のかぶりものしてでてくる話の怪獣デザインのことです。
http://www.sunguts.com/nakira-1.html
をみてみると、ライバル会社の女性に桑野みゆきさんとのことで、お母さんの桑野通子さんのことは好きで映画追っかけてるもので、そこも反応してしまってます。

Posted by: ぽん | June 22, 2015 at 08:01 AM

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